昭和シェル石油とのアライアンスに対する創業家代理人としての所感

本日、出光興産と昭和シェル石油が、協働事業の強化・推進に係る趣意書を締結したこと(以下「本アライアンス」といいます。)について、出光興産創業家代理人としての所感を申し上げます。

出光興産創業家としては、かねてから主張しているとおり、出光興産と昭和シェル石油の経営統合(以下「本経営統合」といいます。)は行うべきでなく、出光興産の経営陣は早急に本経営統合の計画を撤回すべきと考えておりますが、本経営統合が行われなくとも本アライアンスが出光興産に利益をもたらす(少なくとも、損害を生じさせない)ものであれば、株主として意見を申し上げるべき問題ではないと考えています。
他方、本アライアンスが、本経営統合が行われることを前提としてのみ出光興産に利益をもたらすものであり、本経営統合が行われない以上は出光興産に損害を生じさせるものであれば、創業家としては容認することはできません。経営統合の断念後に本アライアンスに基因して現実に会社に損害が生じた場合には、経営陣が責任を問われる場面が想定され得ると考えられますし、万が一、かかる損害の発生を回避する必要があることを、本経営統合の計画を撤回することができない理由とする可能性があるのであれば、本アライアンスも直ちに撤回されるべきであると思料します。

創業家としては、本アライアンスをどのように評価すべきか、以上のような視点から今後検討することになります。